じょうしょう気流 「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

じょうしょう気流

「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

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キラリと光るじょうしょう企業~柳原製作所(上田市)~

商工観光課のngです。

今回は、管内のものづくり企業「キラリと光るじょうしょう企業」シリーズの第2弾になります。

今回ご紹介する企業は、上田市東内にある「株式会社柳原製作所」です。
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(柳原社長/会社正面入口にて)
お話しをお聞きしたのは、代表取締役社長の柳原幸生(やなぎはら ゆきお)さんです。

◇御社の概要について教えてください。
当社はペットボトル製造用の成形金型を製造しており、従業員50名で会社を運営しています。
もともと当社は、昭和36年に父が自動車部品加工会社を立ち上げたのが始まりで、その後、私が父の後を継ぎました。昭和58年頃になると、金型屋はどこも儲かっているという話を聞いたり、金型の工業製品に関連する新聞記事が増えてきたため、うちも金型を作れば儲かるかもしれない・・・!?との思いでゼロから金型製造を始めました。
事業開始当初は、金型に関する技術もノウハウもなく、私が社員に対して「今日から金型の事業を始めます」と言ったときはみんな戸惑っていました。それから試行錯誤し様々な苦難を乗り越えて、現在のペットボトル成形金型の事業をようやく軌道に乗せることができました。

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(ペットボトル製造用金型)

◇会社の企業理念や強みを教えてください。
当社は「品質・納期・価格」をモットーとして日々取り組んでいます。
近年、価格面は中国にはかないませんが、世界で一番早く・世界で一番良いモノをお客様へ提供するという思いは、全社員一致した気持ちです。

以前は射出成形(樹脂を溶かしながら金型に流し込んで形を作る)用金型と、ブロー成形(金型の中で風船のように膨らませて形を作る)用金型の両方をやっていた時期もありましたが、今はペットボトルを作るブロー成形用金型に特化しています。

ところで、品質とは・・・今の時代、客からクレームが来ないことが良い品質と言われがちですが、私の思いとしては「この前の金型よりも今回買った金型の方が良い」と言われることを常に意識しています。車を買うときも同様で、同じ車種であっても1代目より2代目、2代目より3代目の車種の方が良い、フィーリングが合う、ということがありますよね。それと同じです。  その逆もありますが・・・

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(金型で作られる様々なペットボトル)

◇これまで会社を経営してきた中で、思い出に残る出来事があれば教えてください。
昔の思い出は、うまくいかなかった時のことがほとんどですね(笑)
今日中にできると思っていたものが、不具合が出てしまい、直していたらいつの間にか朝になってしまったとか。特に射出成形金型をやっていた頃はそういうことが多かったですね。あのころは家族サービスも犠牲にしていました。

 

◇柳原社長の趣味や休日の過ごし方を教えてください。
趣味はあまりありませんが、ゴルフや読書です。 休日はスーパー(とある特定の店)へ買い物に行って長時間かけて隅から隅まで商品を見ています。(笑)絵画鑑賞も好きなので、東京まで絵を見に出かけることもあります。

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