2012.03.02 [ 農業農村支援センター ]
野生鳥獣侵入防止柵、延長65Km完成間近!
農政課のパタリロ・マミネール1世です。
上小管内の市町村で共通して困っているのが、野生鳥獣による農作物被害の拡大です。
野生鳥獣の生息域が全国に拡大し、農作物被害は全国で200億円と上小の平成21年産農業産出額(147億円)を上回っています。
◆野生鳥獣による農作物被害状況(上小22年度)
6、500万円余。近年、被害額は増加傾向。
内訳を見ると、6割がニホンジカとイノシシ最近はカラス、ハクビシンによる被害が拡大
収穫時に被害を受けることによる営農意欲の減退、耕作放棄地の増加等をもたらし、農村での暮らしに深刻な影響。
【鳥獣被害の背景】
① 農山村の過疎化や高齢化の進行
② 狩猟者の減少
③ 耕作放棄地の増加等
【鳥獣被害の防止に向けた主な対策】
① 人間と野生鳥獣との活動領域を隔てる
② 加害鳥獣の個体数を減らす
③ 耕作地への侵入を防止する
以上3つの対策の総合的な実施が重要です。
◆本年度は、上田市を中心とした複数市町村による広域体制などが評価され、県平均を大幅に上回る国交付金を受け、年度内には述べ延長で65Kmの野生鳥獣侵入防止柵が完成する予定です。
このブログや記事に関するお問い合わせ窓口
上田地域振興局 総務管理課総務係
TEL:0268-25-7111
FAX:0268-25-7115