2012.03.28 [ 職員のみつけた情報コーナーまちづくり ]
北国街道『木屋平』がオープンしました。
地域政策課のAkです。
春を感じさせる陽射しに、上田城跡公園の千本桜の開花が待ち遠しい季節となりました
その上田城跡公園と縁のある「丸山平八郎直養」をご存知ですか?
明治初期、上田藩の御用商人で材木商「木屋平(屋号:きやひら)」を営んでいた11代丸山平八郎直養は、廃藩置県により売りに出されてた上田城跡を買い取りました。その後を継いだ12代丸山平八郎直養が、明治18年に本丸跡地を上田町に寄贈しました。
なんとも豪奢なお話ですね
そんな丸山平八郎の私宅であった丸山邸が、北国街道沿いの高橋のたもとにあります。
丸山邸を観光客や地元の皆さんに活用していただきたいと、母屋を「平八郎茶屋」、文庫蔵を「赤松小三郎記念館」として3月24日にオープンになりました。
この活動を進めているのは、NPO法人信州上田文化デザイン研究会で、北国街道の城下町の景観保全や市内を周遊できる観光グランドデザインの構築等に取り組んでいます。
さて、平八郎茶屋を覗いてみると・・・
茶屋(土曜・日曜。祭日等営業)や手づくり作品の販売コーナーやギャラリー等があります。
これは、茶屋2階の展示の一部です。
また、文庫蔵の「赤松小三郎記念館」には、京都市金戒光明寺の墓地にあった墓石を移設展示したものや、赤松小三郎の等身大パネルなどがあります。
上田藩の下級武士の家に生まれた赤松小三郎は、その存在はあまり知られていませんが 坂本龍馬の「船中八策」に先駆けて、上下議院制度、議院内閣制などの「公議政体論」などを提唱したといわれる上田の偉人の1人です。
いずれの施設もオープンしたばかりですが、これから地域や観光客の皆様に愛される施設として一緒に育てていけたらいいですね。。。
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