2012.04.06 [ 職員のみつけた情報コーナー農産物 ]
上小地域のそば -青木村産タチアカネ-
上小地方事務所のF森です。
今回は、青木村産のそば「タチアカネ」でそばを打ってみました。
タチアカネは、旧長野県中信農業試験場(現野菜花き試験場)で開発され、平成21年度に農水省の農林認定品種に指定された新しい品種です。
タチアカネの名前は、次の二つの特徴から付けられたらしいです。
まず、「タチ」は、栽培しているときに倒れにくい(耐倒伏性)ことからだそうです。また、このそばの実の色は、収穫するときには普通のそばのように黒っぽいものになりますが、途中の成長過程の実は赤いんだそうです。で「アカネ」。長野県農業関係試験場の試験場だより平成23年5月号の野菜花き試験場が作成した記事にタチアカネの写真がありましたので、リンクを張らせてもらいました。
そばを打ってみると、田舎そば風の黒っぽい色です。つながりも良くて打ちやすく、比較的きれいに打てました(写真では黒っぽいのがよくわかりませんが)。
茹でてみると、色はより黒く見え、味は、甘みはあまり感じないものの、いかにも「そば」っていう素朴なものでした。少し甘みが強く出汁の割合が高いつゆを付けるとおいしさが引き立つと思います。次は「とうじそば」(※)で食べたいですね。絶対おいしい!!
※とうじそば:小盛りしたそばを柄のついた小さな竹かごに入れ、野菜やきのこなどの暖かい汁(鍋)に浸して、具や汁と一緒にお椀に盛って食べる(「汁に投じる」が名前の由来とか)
赤い実が畑いっぱいに色づいているのは、きっと壮観でしょうね。観光に訪れた方も喜ぶに違いありません。まだそれを見たことのない私も、この秋が楽しみです。
青木村の特産品として、その味と栽培時の景観が多くの人に楽しんでもらうように早くなってほしいものです。
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