2012.04.10 [ 職員のみつけた情報コーナーまちづくり ]
別所温泉のつるし飾り
商工観光課のF1号です。
今回は、色鮮やかな飾り物の紹介です。
江戸時代後期の上田地方では、初節句を迎えた女の子の健やかな成長を願って、厚紙を絹などで包み、刺繍を施した桜の花、鶴亀、海老や鳳凰などの「つるしもの」を贈る風習が盛んだったようですが、幕末頃に途絶えたそうです。しかし、10年ほど前から、地元の主婦で構成する「つるし飾りの会」が復興に取り組み、だんだん認知度も上がってきました。
3年前からは、上田市の別所温泉の皆さん方が中心となって「全国つるし飾りまつり」を7月に開催し、日本三大つるし飾り(山形県酒田、静岡県稲取、福岡県柳川)と上田のつるし飾りを展示したりしています。
そのプレイベントとして、4月6日から始まった「上田城千本桜まつり」にあわせ、別所温泉の「あいそめの湯」や旅館で飾り物を展示しています。写真は、上2枚があいそめの湯、下2枚が「上松屋旅館」さんです。
また、年間を通じて、月3回講習会も行っており、人材の育成も進めています。
上田市内の食堂などで飾っているのを見かけることも多くなり、広がってきているなあと感じます。
7月の本番では、今回の展示場所のほか、JR上田駅や上田電鉄の駅、地域交流施設の「とっこ館」などで展示される予定です。多くの皆さん方においでいただければと思います。
ところで、あいそめの湯では、3月9日のこのブログで紹介した「発芽コーヒー」を飲むことができます。おいでの節は、ぜひ飲んでみてください。
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