じょうしょう気流 「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

じょうしょう気流

「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

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乳酸菌入り甘酒・りんご3兄弟ジュース・大吟醸酒

商工観光課のF1号です。

暑い夏に冷やして飲むととてもおいしい新商品が出ましたので紹介します。上田市の塩田平にある酒造会社「若林醸造㈱」ラブレ菌発酵 さわやか甘酒です。若林醸造は、創業が明治29年(1896年)と、百年以上続く老舗の酒造会社です。この会社では、もともと甘酒を製造販売していましたが、りんごやぶどう、梅など地元の果実ジュースを混ぜたものなど、新しい商品開発に取り組んできました。今回、県の地域資源製品開発支援センターの支援を受け、ラブレ菌という植物性乳酸菌を使った甘酒を作りました。

甘酒は、長野県では冬に温めて飲むことが多いですが、夏に京都の街中を歩いていると、冷やした甘酒におろししょうがを添えて出してくれるお店がよくあります。甘い中にさっぱりとしたしょうがを入れることであっさりといただけます。この「さわやか甘酒」は、酸味のある乳酸菌を入れることで、飲んだ感じは、少し酸味(と表現していいのかよくわかりませんが)があって、すっきりした甘さです。甘酒は、ともすれば濃くて甘さだけが舌に残り、男性陣にはなかなか好まれないようです(私もそうです)が、これは、濃いことは濃いですが本当にすっきりしていて、こうした人にも喜んで飲んでもらえると思います。

また、昨年は、これも地域資源製品開発支援センターの支援を受けて、地元の果実ジュースを混ぜた甘酒4種類(ベースとなる米麹の甘酒・りんご・ぶどう・赤シソ)を発売しました。その名も「四季の甘酒」。今回、「さわやか甘酒」と同時に、新たに梅のエキスと千曲市のアンズを使った甘酒も売り出しました。下の写真は、右から、ベースの甘酒、ぶどう、赤シソ、りんご、梅、アンズです。


 甘酒は、上田城跡横にある上田市観光会館別所温泉の旅館でもありますし、上田市の鹿教湯温泉(かけゆおんせん)の大きなホテルでもウェルカムドリンクやお土産として好評だそうです。


若林醸造では、甘酒のほか、生食としての需要が落ち込んでいたりんごの消費を拡大するため、数年前からジュースを製造しています。また、りんごだけでなく、ぶどうや梅、赤シソのジュースもあります。写真は、長野県のオリジナル品種のりんご3種類(シナノスイート、秋映、シナノゴールド)の「りんご3兄弟」のジュースです。もちろん「ふじ」などこれ以外の種類のりんごもあります。りんごを絞ったジュースなので、当然ですがりんごのおいしさがそのままですし、濃厚ですがすっきりと飲めます。


この会社は、もともと酒造会社なので、甘酒やジュースもありますが、今でも出荷の過半はお酒です。初代が酒造りを始めた頃、吉野桜がたくさん植えられており、花見の最中、満月に桜吹雪が舞うのを見て、造った酒に「月吉野」という名前を付けたそうで、今でも「月吉野」が看板商品です。写真の大吟醸は、「山田錦」という酒米を39%に精米したもので、なめらかな香りと味わいで、冷やして飲むと最高です。市内の酒屋さんではなかなか店頭に並んでいませんが、別所温泉の旅館では出されていて、昨年、ここのある有名旅館に泊まった際、若林醸造の何種類かのお酒を試飲したうえで夕食のお酒の銘柄を選べたことがありました。また、東北信を中心に展開するスーパーマーケットでも、大吟醸はありませんでしたが、「真田伝来かくし酒」という本醸造の銘柄を買ったことがあります。これも飲み口爽快です。


若林醸造㈱
住所:上田市中野466
電話:0268-38-2526

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