2012.11.06 [ 職員のみつけた情報コーナー自然・花便り ]
塩田平の秋の色彩 三重塔をバックに
上小地方事務所のF森です。
上田市の塩田平は、「信州の鎌倉」と呼ばれ、鎌倉時代に北条氏が治めていたことも影響したのでしょうか、鎌倉・室町時代を中心に多くの寺院が建立されました。安楽寺や常楽寺、前山寺、中禅寺などいろいろな宗派のお寺があります。
秋の一日、とても天気の良い日に、そんなお寺をぶらぶら見て歩こうということで散歩にでかけました。
最初に行ったのは、前山寺(お寺についてはこちらのブログでご覧ください)。春には藤の花がきれいなところです(こちらのブログもどうぞ)。独鈷山の前衛をなす弘法山の中腹にあり、お寺からは塩田平が一望できます。
ここは銀杏がきれいに色づいていました。境内の本堂の横から「未完成の完成塔」と呼ばれる美しい三重塔を見上げると、銀杏の木の陰から陽の光が差し込み、まさに黄金色に輝いています。
お寺の横から弘法山の登山口を上がっていって、お寺の裏から三重塔を見たのが2枚目の写真です。
続いて、龍光院(こちらのブログをご参照ください)と、皿そばを出してくれる「塩田の館」を通って中禅寺に向かいます。
3枚目の写真は、塩田の館の駐車場前から女神岳方面を見たところです。
中禅寺は、前山寺よりも標高が高く、独鈷山の登山口がお寺のすぐ近くにあります。ここももうすっかり秋が深まった感じ。この日の朝は上田市で氷点下を記録しました。ここまで上がってくると、9時過ぎとはいえ、身が引き締まります。
ここの薬師堂は、国の重要文化財に指定されています。平安末期から鎌倉初期に作られた、中部日本最古の建物と言われています。茅葺の屋根が美しい建物です。
塩田平の秋の色は、もう少し持ちそうです。車でも、別所線を使っての歩きでも、気持ちのいい散策ができると思います。
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