じょうしょう気流 「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

じょうしょう気流

「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

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塩田平札所めぐり 最終回 第十九番から第二十一番

上小地方事務所のF森です。

今回の塩田平札所めぐりは、いよいよ最終回。第十九番から第二十一番札所です。(これまでのブログ その1 第一番 第二番~第六番 第七番・第八番 第九番・第十番 第十一番~第十三番 第十四番~北向観音 第十五番 第十六番~第十八番


 第十九番札所は林法院です。龍昌院から県道177号線を上田方面に来て、右(南)に曲がり、すぐ左折して県道と並行した道をしばらく行くとあります。住宅や企業の工場がある少し街場です。浄土宗のお寺で、1577年の開山。織田信長が絶頂期の頃ですね。ここは、北向きに建てられています。北向観音にあやかってということでしょうか、江戸時代に上田藩の殿様が北向観音に参拝するときは休息された場所だそうです。


 次は、第二十番札所の瀧澤寺。別所線の中野駅のすぐのところにあります。龍光院の三代目のご住職が開かれたそうです。したがって曹洞宗。ご住職は常住されていませんが、管理は行き届いているようで、建物やお庭はとてもきれいです。昭和58年(1983年)に龍光院から山門が移築されたということで、そのときに本堂の改修も行われたそうです。ご朱印は龍光院でいただきましたが、瀧澤寺の三体の仏様も龍光院におられるとか。



いよいよ最後の札所。眞光寺です。別所線の中塩田駅からすぐ近く。宗派は真言宗智山派。本堂の左手には弘法大師堂があります。明治6年(1873年)にこのお寺が盈進学校の仮校舎として使われました。盈進学校は、現在の中塩田小学校の前進で、明治政府の学制発布(明治5年)によって全国に学校が開設されることになり、中塩田地域の8村の中ほどに位置し、建物の大きさもあったということでここが仮校舎になったのでしょう。

ということで、塩田平札所めぐりの21+4番外+1客番=26ヶ所のお寺を巡ってきました。一つ一つのお寺に趣があって、また、緑に囲まれ静かなところにあるお寺が多かったので、いい心持で回ることができました。山手にあるところが多かったので、疲れますが。

長福寺や安楽寺では、春と秋に札所を歩いて回るツアーを行っています。一日で全部回ることはできないので、3つくらいの地区に分けて行っているようです。一度に車で回るという手もあるでしょうが、少しずつ歩いて回るのもいいと思います。

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