じょうしょう気流 「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

じょうしょう気流

「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

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ようやくGet!信大生が企画した「くわりんとう」

 地域政策課のCOです。

くわりんとう 皆さんはもう召し上がりましたか?

信大生が考案したお菓子くわりんとうが商品化され、県内の極限られたところで販売されていることは知っていたのですが、ようやく買うことができました。

今回はこのくわりんとうを紹介します。


 買い求めたのは上信越自動車道の東部湯の丸サービスエリア(SA)。先日このブログで紹介したAvanzare(アヴァンツァーレ)での昼食後、売店に行くとこんなに大々的に販売されていました。

パッケージを見ると信州大学 くわりんとうとあります。「信州大学」と冠していることからもおわかりのように、信大生、上田市常田にある繊維学部の学生グループ「桑まるごと活用塾」の皆さんが考えた、桑の葉を練り込んだ「かりんとう」です。

桑まるごと活用塾は、繊維学部に拠点を置く、信大の学生や教員の起業、研究開発を支援する学内組織信州大学サテライト・ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー(SVBL)の支援のもと、2010年に発足した組織で、繊維学部の学生の皆さんが、桑の有効活用方法や新たな価値を探究し、桑の実や葉を使ったジャム、おやきなど10種類以上の開発に取り組んでいます。

桑はカルシウムや亜鉛を多く含み、糖尿病の予防にも効果があるそうです。2011年4月に、桑まるごと活用塾の皆さんが、そんな桑を利用した食品開発に着手し、同年11月にはかりんとうを作るアイデアが生まれました。しかし、桑の葉は風味がよいものの、入れ過ぎるとえぐみが出てしまうので、桑の葉の比率を変え、いろいろと試行錯誤を繰り返し、昨年(2012年)3月に開催されたSVBLの成果報告会での発表に至りました。

これを新聞で知った、上信越自動車道東部湯の丸SA(下り線)で営業する佐久市の千曲観光さんが商品化を提案し、かりんとうを製造・販売する飯山市の米持製菓に製造を依頼しさらに改良を重ね、SVBLの商品化第1号として昨年10月に発売されました。価格は、1袋(125g入り)380円です。

このことは新聞各紙で報道されましたが、なんと関西のラジオでも取り上げられ、最近は日本経済新聞にも登場しています。

職場に持って行きみんなで食べましたが、「桑の葉は食べたことはないけれど」と言いながらも、「独特の風味がある。」「一般的なかりんとうより甘くなくて食べやすい。」「食べ出したら止まらない。」など好評でした。

販売しているのは、私が購入した東部湯の丸SA(上り線)のほか、千曲観光さんが営業する東部湯の丸SA(下り線)、そして、千曲観光さんが協力をお願いしたホテル紅やさんが経営する中央自動車道諏訪湖SA(下り線)の3か所です。
帰りに東部湯の丸SA(下り線)にも立ち寄りました。丁度団体のお客さんで店内が混雑していたため、写真を撮ることはできませんでしたが、こちらも工夫を凝らしたディスプレーをされていました。

 原材料の桑の葉は、桑まるごと活用塾の皆さんが自ら手で摘み取り、乾燥、粉砕し粉末にしているそうですし、パッケージやチラシ、販促グッズも学生の皆さんが自ら手掛けているそうです。

パッケージのキャラクターは「くわのはぐま」といい、ツキノワグマをモチーフにし、「桑の葉」と「会ったらすぐハグしたくなる」イメージから命名したそうです。前足にあるのは桑の葉の形をした肉球でしょうか?(全身をご覧になりたい方はこちらのブログを

これまでは、繊維学部の農場で栽培されている桑の葉を使っていましたが、本格的なビジネス展開をにらみ、今年度からは地元のNPO法人と連携し、中山間地の桑を利用するとのことですから、今後は、もう少し入手しやすくなると思います。

まだまだ入手困難なくわりんとう。見かけたら是非お買い求めを!!決して後悔はしませんよ。

東部湯の丸SAはこちら↓↓↓

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