じょうしょう気流 「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

じょうしょう気流

「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

木曽義仲公ゆかりの地を訪ねて⑦~水の編~

地域政策課のOです。

木曽義仲公ゆかりの地を訪ねて、今回は、義仲公にまつわる「水」についてご紹介します。

その名は「正海清水」。“しょうかいしみず”と読みます。

その場所はこのシリーズ最初のブログ記事でご紹介した「義仲公挙兵の地」のモニュメントがある砂原峠にあります。



上田は雨の少ない地域で、旱魃などで水に困った時期が多かったようですが、この清水は滾々と湧き出ていたとのことで、この近くに居を構えた義仲公と挙兵した兵達はこの清水を飲んで来る戦の準備をしたとのことです。

また、「甲斐の虎」の異名を持つ、あの武田信玄も川中島の戦いの時でしょうか、北信へ進軍した折にかの地を通り、正海清水を口にしてその清冽さに感嘆したとも云われています。

「正海清水」という名前は、京へ人質として送られた義仲公の長男「清水冠者義高」に由来するとのこと。(義高については御伽草子「清水冠者物語」で語られるなど悲劇の主人公として有名ですので、興味のある方は読んでみてください。)

現在、その水は使われることなく、湧水地も厳重に閉鎖されていますが、脇に目をやるとその水が溢れ出しているのか、水溜りが周辺に出来ています。

道路端にさりげなく佇むこの湧水、一体どんな味がするのか、飲んでみたい衝動にかられました。

所在地:長野県上田市御嶽堂

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