じょうしょう気流 「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

じょうしょう気流

「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

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蕎麦を食べながら北国街道を歩く 後半 小諸から田中まで

 上小地方事務所のF森です。

 10月5日の土曜日、軽井沢町の追分から東御市の田中まで約23kmを、蕎麦料理をいただきながら歩くイベント蕎麦グルメ北国街道ウォーキングのレポート後半です。 前回はこちらです。

 小諸宿からしばらく歩くと、東御市との境近くに「芝生田」という地区があります。その一角「多古神社」の近くで蕎麦ジェラードをいただきます。と書きましたが、実際にはちょっと早く着きすぎて、ジェラードが間に合わず。「田中駅で渡すので」とスタッフの方に言われて、やむなく歩き始めたところ、東御市に入るとすぐ、車で追いかけてきてくれた方が「今届きました」。ありがとうございます。旧家らしき建物の道端に座っていただきます。濃厚かつ量があります。蕎麦料理では、この日唯一の洋風のものですから楽しみにしていたんです。よかったあ。

 小諸から東御市に入ると「滋野」という地区です。北国街道の南側、千曲川の方に降りていくと、しなの鉄道の「滋野駅」があります。この周辺のおいしいところについては、「しなの鉄道途中下車の旅」で紹介しています。その1 その2

 ここは、江戸時代の不世出の力士「雷電為右衛門」が生まれたところです(雷電についてはこちらのブログをどうぞ)。北国街道沿いには、彼を称えた碑があります。生家の近くなんですが、碑が2つあって、写真は新しい方です。古い方の碑文は、松代藩士で幕末に大活躍した「佐久間象山」の手によるもの。かけらを持っていると立身出世するということで、みんなに削り取られて新しいものにしたとか(こちらのブログに詳しく載っています)。

 滋野から西に真っ直ぐ北国街道を行くと、ほどなくこのイベントの最後の宿場「田中宿」に着きます。ここでいただくのは蕎麦まんじゅうです。作ったのは、田中に本店があるお菓子屋さん「花岡」です。クルミを使ったものなどおいしいお菓子がたくさんあるところです(こちらで紹介しています)。ここのまんじゅうですからおいしいですよ。小豆のこしあんがたっぷり入っていて、そば粉が入った皮もいいです。

 田中宿は、水害と大火事によって江戸時代に廃れてしまい、当時の建物が多く残っている隣の海野宿のような宿場の雰囲気は今はありません。でも、駅前で、市役所も近い市の中心部として、道路や建物がきれいに整備された商店街になっています。その西端にしなの鉄道の「田中駅」があります。本日のゴール。

 追分宿から約23kmの道のり。500m近くの標高差がある下り中心の街道歩きでしたが、上りもあったり、蕎麦料理をいろいろいただきながら(歩き食いはいけませんですから)なので、思ったより時間がかかりました。でも、なにしろ歩くグルメ旅なんていうのは初めてなので堪能しました。こういう企画は、ほかでもやってほしい。東御市のワイナリーやチーズ工房、地ビールレストランを歩いて飲み食いするなんていうのはどうでしょう。上り下りもあって運動にもなりそう。なんていうことをテキトーに書いていたら思いつきました。自分ひとりでできるじゃん!

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