じょうしょう気流 「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

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「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

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上小地域のそば -新そば出た! ダッタンそば祭り- 試食編

 農政課のパタリロ・マミネール3世Jrです。

 長和町特産ダッタンそばが、普通のそばより少し早めに新そばの時期を迎え、10月13日、それを祝うお祭りが行われました。
 内容は、そばを使った料理の試食やそば打ちのデモンストレーション、加工品の販売など盛りだくさん。一度ではお伝えしきれないので、今回は「試食編」です。

 長和町のダッタンそばは、「信濃霧山ダッタンそば生産者組合」の皆さんが栽培から製粉まで手がけています。
 ダッタンそばは、スイスの植物学者が「韃靼人(タタール人:モンゴルからリトアニア地方に住む民族)のそば」としたことが名前の由来ですが、実際には、四川省や雲南省、チベット自治区など中国の西側からヒマラヤ山脈近くの冷涼な気候の地域で栽培されていたそばの種類です。
 また、このそばは、ルチンというポリフェノールの一種が普通のそばの100倍も含まれているとされています。ただ、このそばは、苦そば(にがそば)と言われるように、ルチンが分解すると苦味を有するポリフェノールが生じるため、一般的なダッタンそばは食べると苦いんですが、長和町産のそばはどういうわけか苦くないんです! 理由は不明。大学の先生も分析したけどわからないとか。
 生産者組合の皆さんは、長和町の国道152号線沿いの大門という地籍に緑の花そば館という物産館を運営しています。今回のお祭りは、ここが会場です。

 この日の試食は、いくつもの種類が出てきました。最初の写真のダッタンそばのソフトクリームは、この物産館でいつも売っているものですが、私のイチオシです。クリーム自体にもダッタンそばが入っているんですが、上にポチポチっとあるのはダッタンそばの実を焙煎したもの。コリコリしておいしいです。これにお湯を注ぐとそば茶になります。私がいつも飲んでるやつ。

 ほかには、パンクッキー。試行錯誤して今年作り上げたものだそうです。ほかにパウンドケーキもありました。

 そして、やっぱり人気なのはかけそば。手打ちしたものを茹でて、特性のそばつゆに、辛味大根とミョウガを乗せたもの。そばつゆは、醤油、鰹節、昆布などで作る普通のそばつゆとは異なります。組合の事務局長さんのお手製なのだそうですが、製法は秘密。これがとにかくダッタンそばに合うんです。
 手打ちのそば。茹でる前の打った状態のものを見せてもらいましたが、見事なそばになっています。のしの厚さ、太さ、長さ、いずれも普通のそばなら「うまいね」くらいで終わるかもしれませんが、ダッタンそばって打つのが難しいんです。それがこんなにできるなんて、と打ったことのある者としては感心しきり。大きな鍋で茹でて、冷水でぬめりを取っています。

 それを待ちきれない人たちの列が、お祭りが開会する前から長蛇の列。それを思って挨拶などが早々に終わり、発泡スチロールに盛られたかけそばが配られます。皆さん、おいしそうに召し上がっていました。

 次回は、そば打ちのデモンストレーションの模様を報告します。

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