じょうしょう気流 「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

じょうしょう気流

「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

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真田幸村のふるさとの地を歩き回る その2

 地域政策課のYです。

 上田市のウォーキングイベント「ロマンウォーク」。そのコースのひとつ、真田の郷を22km歩き回るコースの参加レポート後半です。前半はこちら

 前回は、真田昌幸(幸村の父)やその父幸隆のお墓がある長谷寺(ちょうこくじ)まででした。ちょうど最初のチェックポイント。スタートから約8kmの地点です。
 チェックを受けて、長くて急な下り坂を駆け下りて、しばらく細い道を行くと、次の目的地山家神社(やまがじんじゃ)」です。平安時代の文書に載っているくらいの伝統のある格式の高いお宮。この地域の水源でもある四阿山(あずまやさん)」の頂上に奥宮があります。毎年、6月1日に地域の方が奥宮まで登って、五穀豊穣などの祈願をしているんです。四阿山と祈願の様子はこちらのブログでレポートしています。

 次に向かうのは、信綱寺(しんこうじ)」。山家神社から下り傾斜の道を西に行くと、やがて上り坂になります。林の中のちょっと狭い道です。誰とも会わず、少~し心細くなったんですが、ほどなく広いところに出ました。

 池などが配置された広い庭園の向こうに「信綱寺」の門が見えます。気持ちのいいお庭。古城緑地公園になっています。
 信綱寺は、幸隆の長男である信綱のお墓があります。三男である昌幸の兄になりますが、武田勝頼に従って、有名な「長篠の戦」で織田信長と戦い、戦死しました。




 そこから、また里道を歩いていくと、道の向こうに、木々が色づき始めた小山が見えます。この下に、次のチェックポイントがありました。ここからは未舗装の山道。「松代街道」といって、江戸時代は、長野市の松代から峠を越えて上田に向かう道だったのでしょう。このあたりは熊が出るところ。腰には「熊鈴」を付けます。山道を上り始めてすぐのところにあるのが一杯清水(いっぱいしみず)」。昔はここを通る旅人が水を飲んだんでしょう。「象山先生休息の地」とありますが、江戸末期の松代藩士「佐久間象山」先生も、今の上田まで、馬で1年間勉学に通ったんだとか。

 登山道とも言える細い道を結構登っていきます。木々の間からは、集落の家々が小さく見えます。

 山の中を修験者のように半ば走りながら(熊が怖いわけではありません。なぜか自然に足が動いてしまいます)。
 上り下りを繰り返して、いいかげん疲れたところでようやく長い下り道。下っていくと陽泰寺(ようたいじ)」に着きます。真田氏が活躍した戦国時代なんていうものではなく、白鳳時代といいますから奈良時代の創立だそうです。門よりははるか坂の上に本堂があります。お参りをしたいとは思いますが、先を急ぎますのでご勘弁を。


 いったん、菅平に向かう国道144号線を進み、神川(かんがわ)沿いの道に入ってしばらく行くと、「ゴールまで2km」の標識の先に千古の滝(せんこのたき)」が道から見えてきます。
 二筋の滝。道からも木の間から見えますが、折角ですから下に下りて近くで見ましょう。お寺にはお参りしなかったのに罰当たりもんです。真田十勇士の一人「霧隠才蔵」が修行したという話も。この滝については、こちらのブログで紹介しています。

 そんなこんなで、ようやくゴールの真田自治総合センターに帰ってきました。3時間弱。マラソンよりはよっぽど遅いですが、自分としてはまあまあのペース。完歩証もいただきました。来年はもうちょっとスピードアップしましょう、筋トレして。

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