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“歩いて感じる信州でのスローライフ”(2)

I♥信州(あいラブしんしゅう)
“歩いて感じる信州でのスローライフ”(2)
信州の若者に伝える思い

「I♥信州」は、長野県外から信州へ移住された方に、移住のきっかけや信州での暮らしの様子をお伺いし、長野県の魅力をさらに伝えていこうというコーナーです。

第8回目のI♥信州は、2012年に神奈川県横浜市より佐久市に移住された、古澤守さん・千絵さんご夫妻にお話をお聞きしました。

前編では、古澤さんご夫妻が信州に移住するまでの経緯や、日々、町中を歩き、暮らしを楽しんでいる様子をご紹介しました。
◆前編はこちら

後編では、長野県の若者を応援したい、という古澤さんご夫妻また信州横濱倶楽部の活動や移住を考えている人へメッセージなどをお話いただきました。


■シニア世代は世の中に恩返しを。「横濱倶楽部」・「信州横濱倶楽部」


横濱倶楽部の活動の様子(古澤さん提供)

信州と横浜のつながりを深める活動を4年前から進めている「横濱倶楽部」・「信州横濱倶楽部」。

古澤さんは代表世話人として会員の皆さんから信頼を集め、様々な情報発信を行っています。

「横濱倶楽部」・「信州横濱倶楽部」では様々な技術を持った職人の皆さんや、大きな可能性をもったバイタリティーあふれる30代・40代の若手の人達のバックアップに力を入れています。

◆信州横濱倶楽部:横濱倶楽部の会員から第二のふるさとのような地域とも交流していきたいとの声を受け発足しました。長野県立科町は、倶楽部会員とのつながりが深く、その地に選ばれました。立科町のりんごを使ったりんご酒「たてしなップル発酵シードル」を製造・販売している「たてしなップル」の支配人、武者文博氏が信州横濱倶楽部の事務局長を務めています。

・たてしなップル http://tateshinapple.jp/

仕事や子育てが一段落し、ようやく自分自身また夫婦の時間にゆとりが持てるようになるシニア世代。これまでに培った様々な経験や貴重な知恵など、これからは少しずつ世の中に返していかないといけない、と守さんは話します。


横濱倶楽部・信州横濱倶楽部の
活動について話す守さん

守さん:「はっきり言えば僕達はもう権力や名誉、お金もいらない世代。今、職人さんや・30~40代の若手・2代目の経営者は苦労して事業を頑張っています。横濱倶楽部では少しでも彼らのような若者達の役に立てればという想いで活動しています。
現在は115社の素晴らしいオーナー(経営者)のみなさんに参加していただき、一ヶ月に一度定例会を設けています。定例会では若者達に向けてアドバイスや、様々な悩みの相談にのったりと活発に活動しています。」

古澤さん、横濱倶楽部の考える、世の中に返すことのひとつが“若者を育てていく”ということでした。


古澤さんお勧めの地元岩村田の
長野県立北佐久農業高等学校の生徒さんが
生産した「あんずシラップづけ」の缶詰

守さん:「僕達は若者が好きなんです。
それに、信州の若者は一生懸命で良いですね。
企業などで頑張っている人だけじゃなくて、近くの高校の女生徒さんが、商店街でリヤカーを牽きながら花を売っていたりする姿はなんとも健気で、自然と応援したいという気持ちになります。
農業高校で一年に一度売っている野菜も安くて美味しいし、横濱倶楽部のメンバーにお土産で持っていくとみなさんに喜ばれます。来年はどこどこの高校と提携しようかという話もしています。」

古澤さんからは、頑張っている若者達を表舞台に立たせてあげたい、応援したいという気持ちが伝わってきます。


信州の若者が好きだという古澤さんご夫妻。
我が子のことのように話す姿が印象的でした。

守さん:「若者らしさはやはり“元気”。
小手先だけでやっちゃいけないですね。
人に裏切られたり、嫌な思いもたくさんすると思いますが、若いうちは仲間作りをした方が良いと思います。
信州横濱倶楽部で僕が若者達に話すのは、“何かあっても一対一で話す”ということ。
誰々が言っていたからではなくて、本当に気になるなら一対一で話して、あなたのこういうところがダメなんだ、こういうところが気に入ったとか、それだけでいいんですよ。」

■信州へ移住を考えている方へのメッセージ

古澤さんご夫妻に、信州へ移住を考えている方へメッセージをお聞きしました。


古澤さんのリビングを彩る花々

守さん:「信州は寒いけれどその分、星がとてもきれいだし、水も美味しい。水が良いせいか、花の持ちや色も鮮明ですね。
自然の偉大さは僕達シニア世代にとってはプラスです。
僕は借り家住は大賛成!
子どもやお年寄りが一緒だと中々移住に踏み出せないという方もいらっしゃると思いますが、こちらで物件を借りて自由に行き来するのもいいですし、シニアが移住をすれば、子どもや孫も一度は遊びにくるんじゃないでしょうか。
シニアだけでなく、若者ももちろん良いと思います。シニア世代だと農業は出来ないけど、50代の方とかで農業やりたいという方いますよ。」


明るい笑顔が素敵な千絵さん

千絵さん:「私達はとても恵まれています。近所の方々とあまりうまくいかない、という話も聞きますが、近所の方や商店街でいつも利用しているパン屋さんなどから野菜をたくさんいただいたり、干し柿や干し芋の作り方を教わったり、周りの方々にとてもお世話になっています。」


古澤さんが作られている干し柿

千絵さん:「以前、主人がハチにさされたときがあったのですが、痛かったけど大丈夫と言っていたら、隣家の方がすぐに病院に連れて行ってくださいました。その後も薬局に行ったりと、ずっと付き合って下さって・・・。
ありがたかったですね。」

守さん:「信州の方は本当に親切。
周りの方々に僕達が生かされているなと思います。
信州、また素晴らしい方々と出会えて良かったと感じています。」


偶然訪れた信州、その中で見つけた様々な出会いやつながりは、古澤さんご夫妻にとってきっと必然だったのではないでしょうか。

頑張っている若者が好きだ、と話す古澤さんご夫妻は柔らかな表情で、親ごころのような温かさを感じました。

【インタビュー時期・12月】

■長野県では、東京・有楽町に「長野県移住・交流センター」を開設し、県内各市町村でも移住に関する取り組みに力を入れています。

「長野県移住・交流センター」には、移住やIターン専門の相談員が常駐していますので、信州への移住に関心のある方はお気軽にご来場ください。

また長野県と参加市町村が各地域の魅力を伝える、信州田舎暮らしセミナーも実施されています。
各日程で参加市町村が変わりますので、移住先に合わせて参加してみてはいかがでしょうか?

・長野県「田舎暮らし案内人」
http://www.pref.nagano.lg.jp/kanko/kankoshin/inakakurashi/inaka-annai.htm

・田舎暮らし 楽園信州
http://www.rakuen-shinsyu.jp/

・長野県移住・交流センター

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