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“あなたの夢はわたしの夢(2)”

I♥信州(あいラブしんしゅう)
あなたの夢はわたしの夢(2)
~二人で叶えた青木村での田舎暮らし~
「I♥信州」は、長野県外から信州へ移住された方に、移住のきっかけや信州での暮らしの様子をお伺いし、長野県の魅力をさらに伝えていこうというコーナーです。

第13回目のI♥信州は、2003年に神奈川県相模原市から小県郡青木村に移住され、今年の11月で移住10年目を迎える、遠藤紘さん・ケイ子さんご夫妻にお話をお聞きしました。
前編では、遠藤さんご夫妻が青木村に移住するまでの経緯をお話いただきました。
◆前編はこちら

後編では、現在、遠藤さんご夫妻が取り組んでいる青木村の特産品作りや移住を考えている方に向けてのメッセージなどをご紹介します。



■「杜仲茶」で若者の雇用を生み出し青木村を活性化したい

遠藤さんご夫妻は、「お食事処 恵」の営業の傍ら、自分たちが暮らす青木村にもっとたくさんの人が訪れてほしい、という期待を込めて『青木村 N I きたい会』を4年前に立ち上げ、荒廃地・休耕地の復元を目標に青木村の特産品作りに取り組んでいます。
青木村に暮らし始めた当初より、美味しいものがたくさんある青木村の中で特にコレ!というものが何かないか…と話していた遠藤さんご夫妻。
そこで青木村の特産を生み出してみよう!と思いを同じくする村民と協力して、『青木村 N I きたい会』が誕生しました。

『青木村 N I  きたい会』で現在、力を入れているのが、杜仲の若葉を使用した杜仲茶と杜仲そばの販売です。青木村内で担い手がいなくなり荒廃した杜仲の栽培地を借り受け、栽培を再開。杜仲木の伐採・葉の収穫・製品のパッケージデザインに至るまで、特に杜仲茶は『青木村 N I  きたい会』会長を中心にメンバー一丸となって100%青木村産にこだわり、製品化しました。
山里育ち杜仲そばと杜仲茶のパッケージの文字は書道の先生、
背景の絵は紘さんの姪の旦那さん、デザインは長野県地域資源製品開発支援センター、
と多くの方の支援協力で出来上がりました。
杜仲茶のパッケージには長野県が県内外に発する
公式キャッチフレーズ&ロゴ「しあわせ信州」がクレジットされています。
(杜仲の木の樹皮は漢方薬の原料として使われ、若葉はお茶として利用される中国原産の落葉高木です。)


杜仲の栽培には、青木村の隣、上田市で行われた農商工連携の講習会で出会った、長野県中小企業振興センターの方からアドバイスがありました。

紘さん:「杜仲の栽培は休耕地等の復元化に良いんじゃないか、と県の方からの勧めもあって始めてみたのですが、青木村では今から20数年前に養蚕が終わって使われなくなった桑畑の跡地に杜仲を植えたそうです。しかし、いざ生長した杜仲を収穫しようとした時期に、外国産の杜仲葉が輸入され、杜仲葉の生産が頓挫して荒廃地化した苦い経験があって…。
初めの頃は私たちが力を入れるほど周りの反応は厳しかったですね…。でも2年前に長野県や青木村等の支援、協力を得て、杜仲そば・杜仲茶が製品化出来、地道にメンバーで試食会等イベントをくり返し行ない、販売を続けてようやく周囲の方の見方が変わりました。」
写真上段:春先に苗代を作った後空いたビニールハウスをお借りして枝ごと乾燥させています。
乾燥した葉を摘み取り、焙煎へ。
写真左下:道の駅での杜仲そばなどの試食会。
写真右下:休耕地で大豆を栽培して自家製味噌作りを行ないます。 (写真撮影:遠藤紘さん)


今では、“100%青木村産”としてインターネットや村内外の道の駅などで販売するまでになった杜仲茶や杜仲そば。昨年は乾燥葉で200キロほどの収穫量でしたが、今年はそれを300~400キロに増やそうと励んでいます。
杜仲葉の収穫は葉を一枚ずつ人の手で摘み取って行う大変な作業ですが、大変だからこそ、製品となったときの喜びや楽しみは格別。
ケイ子さんは「お食事処 恵」の営業の合間をぬって、青木村の道の駅などで、杜仲茶や杜仲そばを使った料理の試食会をしています。

ケイ子さん:「今は少人数で杜仲茶作りをしていますが、ゆくゆくは村内に工場をつくって、杜仲葉を使った製品作り、さらに休耕地等を活用しての野菜等農業の活性化をはかり、そこに若い人達の雇用を生み出していきたいなと。それまでは頑張ってやっていこうと思っています。」

青木村の特産品となるべく、杜仲茶作り等に意欲溢れる遠藤さんご夫妻。
100%青木村産の杜仲茶が全国に広まる日を夢みて、今日も汗を流しています。
ご夫妻の思いが届く日も遠くない未来かもしれません。

■信州へ移住を希望される方へメッセージ

最後に遠藤さんご夫妻に信州へ移住を希望される方へのメッセージをお聞きしました。

紘さん:「移住する目的、目標は、できたらしっかりと持っていないとね。
なんとなく田舎暮らしっていっても中々難しいものがあるんじゃないかなぁ。
お店をやりたいっていったらお店のやれる条件のところかどうか、あるいは東京からの距離はどうかとか…目的にあったところをまず探すのが大事なんじゃないかと思います。」


紘さん:「自分達が考えていたことと、現実とのギャップは確かにありますが、どこへ行っても守らなければいけないルールはあります。そこへ住もうということであれば、現実も覚悟して決めるべきかなと思います。」

ケイ子さん:「私たち移住者は、今までその土地で生活してきた方々の中へぽっと入ることになるので、誰とはわからなくても「こんにちは」と挨拶したり、積極的に声をかけるようにしました。
地元の方から「青木村に来てくれてありがとう」と言っていただけたのはとても嬉しかったですし、安心しました。」


ケイ子さん:「地元のみなさんは贅沢とは思わないかもしれないけど、都会の人間からするとこんな豊な自然の中での日々の暮らし自体が贅沢なんです。
当たり前になっていて気づかないことってあると思うんですけど、日本たんぽぽを天ぷらにして出したり、お店にヘビイチゴをちょっと飾ってみたり、村にあるものを再確認してもらって、「えっ」て気づいてもらうことが楽しさの一つになっています。
自分たちは都会から来たから、とガードというか壁を作ったり、前の仕事がこうだからって言うのは何にもならないですね。ここに来ればみんな同じですから。胸を開いて飛び込んで行けば、みなさん応えてくださいます。そして、この土地で出会った人との縁を大切にしたいと思っています。」
庭の植物の成長を見るひとときが癒される、という紘さん。
庭に咲いた植物を使ったお店の飾り付けはお客様からも好評です。
(写真左上・撮影:遠藤紘さん)


出かけた先から青木村に帰ってくるときに山々が見えてくるとホッとする、という遠藤さんご夫妻。青木村の風土が、体に染み込んでいると感じる一言でした。
遠藤さんご夫妻は里山の風景が残る青木村で、「田舎暮らし」という二人の夢を叶え、新たな夢である「杜仲茶作り・地域起こし」を追い求めています。


・お食事処 恵(青木村観光協会HP内)
http://www.vill.aoki.nagano.jp/assoc/eat/megumi.html

【インタビュー時期:2013年7月】

●長野県では、東京・有楽町の東京観光情報センター内に「長野県移住・交流センター」を開設し、県内各市町村とも協力しながら移住に関する取り組みに力を入れています。
また、名古屋・栄、大阪・梅田の各観光情報センターに「移住・交流サポートデスク」を開設し、中京圏や関西圏からの移住をサポートをしています。
信州への移住に関心のある方はお気軽にご来場ください。

また、移住に関するセミナーや相談会、体験ツアーなどが長野県内各地域で行われています。
移住に興味を持たれている方や信州を知りたい方など多くの皆様のご参加をお待ちしております。

信州へ移住を考える人のポータルサイト
田舎暮らし 楽園信州 http://www.rakuen-shinsyu.jp/


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