北信州からごきげんよう 北信地域の現地機関からのお知らせとともに、千年風土の豊穣の地「信越自然郷」の魅力をお届けします。

北信州からごきげんよう

北信地域の現地機関からのお知らせとともに、千年風土の豊穣の地「信越自然郷」の魅力をお届けします。

秋山郷魅力探訪研修会に行ってきました!

北信地域振興局環境課のたかしです。

7月22日(土)に秋山郷魅力探訪研修会に行ってきました!

この研修会は長野県の北端にある栄村の秋山郷に点在する苗場山麓ジオパークジオサイトを巡り、秋山郷の魅力を再発見しながら、自然の保護と活用について学ぼうというものです。県で嘱託している自然保護レンジャー自然観察インストラクターに加えて、一般の方にもご参加いただきました!

今回は苗場山麓ジオパーク公認のガイドさんと地元の方のお二人の案内で、秋山郷を中心に各ジオサイトを巡らせていただきます。

まず着いたのは秋山郷の入り口にある見玉公園、ここからは中津川を挟んだ対岸の高さ300mの岩壁が横一面に見渡せます!

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ここの岩壁はただの岩壁ではなく、鳥甲山苗場山が噴火した時の溶岩が2層になって柱状節理を形成しているすごい岩壁なんです。一度見たら忘れられない迫力、特に都会の人は周囲何キロもぽっかりと空いたこのような空間に出会うことはそうそうないはず、必見です!

続いては、秋山紀行を書いて世に秋山郷の存在を知らしめた越後の商人、鈴木牧之が歩いたという牧之の道を歩きます!昔の道ということで、期待を裏切らないちょっとした山道です。

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道の途中に咲いていたこちらはクモキリソウ、独特な形をした花を咲かせています。

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雪の重みで曲がった根曲がりスギを避けながらさらに進むと…

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甘酒村跡に到着しました。

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ここは秋山郷にいくつかある集落の一つでしたが、天保の大飢饉で住民全員が餓死したため滅んでしまったと伝えられています。

現在はこのように石碑とその周りに小さな墓標が建っている他には数枚の田んぼがあるだけですが、広々としてすぐ近くに山が見える景色のいい場所でした。大赤沢から歩いて行くのは大変でしたが、反対の小赤沢からは車で来れるそうなので気軽に(?)来ることができます。

甘酒村跡から下りてくれば、小赤沢の集落に到着!大赤沢から歩いて約1時間、ここには栄村秋山支所、通称「とねんぼ」があります。

秋山郷全体を収めた大きな立体地図を見ながらガイドさんの説明が聞けました。秋山郷の名前の由来、地形や人の歴史… 確かに地図を見ながらの説明はわかりやすい!

ちなみに小1時間かけて歩いた牧之の道は、大赤沢から小赤沢を結んでいますがこの地図上で確認すると…

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思ったより近かった…。

 

秋山郷の広さに感心しつつ、お昼を食べに「のよさの里」へ向かいます。ここは一見古民家風ですが、栄村が新築で一から建てたものだそうです。食事の他に日帰り入浴、宿泊などもできます。

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今回いただいたのは特製のお弁当(要予約)

地元のイワナが塩焼きと天ぷらで入っていました!私は初めてイワナを食べましたが、皮が香ばしく、頭から尻尾まで全部食べてしまいました!加えてお米が美味しいこと、みなさんにあのふっくら感とお米の甘さを伝えられないのが残念です…。

さあ、エネルギーを補給したら、近くの天池へ出発!「のよさの里」からも正面にドーンと鳥甲山は見えましたが、この天池は、その水面に鳥甲山を映してしまう絶好の撮影スポットです!

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が、いまいち天気に恵まれず、池にくっきりと映った山の姿は見られませんでした…。(^^;

 

気を取り直して向かった先は、秋山郷と言えばここ!切明温泉です。川は普通の冷たい川ですが、川の脇に温泉が湧いているそうで、河原の石を掘ると自分だけの温泉が作れてしまうという不思議な場所のようです。

こちらは普通の冷たい川

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しかし川の横に誰かが掘った水たまりを触ってみると…

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…確かに熱い、この時は43℃くらいだと感じました。

この温度がちょうどいいという人はこのまま入ってしまってもいいかも知れませんが、熱いのが苦手な人はせっかく横に川が流れているので、水を引くなりして適度に冷ますといいと思います。

念のため言っておくと、自然の河原なので素っ裸で入るとかなりマズいです。河原の温泉に入る人は水着の持参をお願いします!

最後に向かった先はこの布岩山です。ここでも見玉公園から見た石落しと同じ柱状節理が作る光景が見られますが、ここではかなり近くまで来て、ほぼ真下から山を見上げることができます。

 

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あまりに断崖絶壁すぎて、下から見上げると山がこちらに覆い被さって来ているような錯覚に陥りました。

ここの足元には大きな石がゴロゴロ転がっていますが、地下の冷たい空気がその石の隙間を通って常に吹き上げてきているため、夏でもまるで冷房をかけているかのように涼しいのです!これは風穴と呼ばれ、地元では昔冷蔵庫代わりにしていたそうです。私の体感で大体15℃くらい、(風の勢いもそこそこあるので体感温度が実際の温度と近いかは自信がないです。)これもブログでは伝えられないので気になる人は布岩山の下、風穴へGOです!車道のすぐ脇から吹き上げているので行きやすいですが、涼んでいる間は無防備になりがちなので、一応ほかの車の通行には要注意です。

そのまたすぐ近くにあるのがこの熊の落とし穴。

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深さ2mくらいで左右も丸く掘られているため、人間も落ちれば一人では上がれないでしょう。

その昔、秋山郷では畑の作物や自分たちの命を守るため、集落の周りにこのような落とし穴を90か所設置していたそうです。これだけの規模の穴を手掘りで作ったというのだから驚きです。しかしこの穴にクマがかかったという記録は一つもないとのこと。

この穴でクマは捕れずとも、クマ避けになっていたとすれば作った人も報われるのではないでしょうか。

現在復元されている穴はここともう一か所だけなので、貴重な落とし穴です。

以上、秋山郷魅力探訪研修会の模様をお伝えしましたがいかがでしたでしょうか。

山深く、魅力が集まった場所です。

まだまだ紹介しきれない場所も秋山郷には沢山あるので、皆さん是非遊びにいらしてください!!

 

 

 

 

 

 

 

 

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