北信州からごきげんよう

北信地域の現地機関からのお知らせとともに、千年風土の豊穣の地「信越自然郷」の魅力をお届けします。

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北信地区の野生鳥獣被害対策について、会議が開かれました。

林務課のおちょこです。どうかクマさんが街中に降りてこないことを祈る毎日です。

クマといえば。ツキノワグマは基本的に草食だそうですよ。

ニュースとかでみる人を食べてしまうクマは珍しいそうです。 ちょっと安心。でも会いたくはないですね。

 

そんなクマ対策も含めた会議が北信で開かれました。

題して「北信地区野生鳥獣被害対策チーム・市町村担当者および鳥獣保護管理員合同会議」

 

…長いですね。要するに、近年問題になっているニホンジカや、ニュースにも取り上げられるツキノワグマ、

農作物を食べてしまう鳥やアライグマ、ハクビシンなど

「野生で生きる動物たちが人間生活に及ぼす被害をどう対処するのか」

について話し合う会議です。

 

北信地区の野生鳥獣被害対策に関わる、

・北信地域振興局の関係者 ・6つの市町村鳥獣対策担当者 ・鳥獣保護対策員

が集まり、今後の野生鳥獣対策についての会議を開きました。

 

 

会議の内容は4つ話し合いました。

◎北信地区のみの野生鳥獣被害状況

◎北信地区のみの野生鳥獣の捕獲数やハンターさんの状況

◎様々な野生鳥獣被害対策事業

◎北信地域の課題と取り組みについて

各々日ごろ感じている野生鳥獣対策の問題点や疑問などを話し合う風景もありました。

 

北信地区は特に人が住んでいる場所と、野生動物が生きる森林が近い環境にあります。

どんな場所でどのくらいの被害が出ていて、どんな対策をしているのかが被害対策を考えるうえで重要。

このような基礎的な情報収集と、情報共有は大切なのです。

鳥獣被害対策チーム会議の様子

 

 

また、同時に講演会も開かれました。

題して「野生鳥獣に負けない地域づくり」

講演の中では鳥獣の生態を知ったうえで対策を進めることや、野生鳥獣を捕獲するだけでは被害が再発すること

などを信州大学教育学部の水谷先生にご解説いただきました。

水谷先生の講演の様子

冒頭にお話しした「ツキノワグマは基本草食」というのもこの水谷先生の講演にあった内容です。

草食だからこそ、タラの芽やネマガリダケなどの山菜を採っている人と出会ってしまうんですね…。

 

ほかにも、被害対策の基本となる「防除」についての考え方の解説もわかりやすく教えていただきました。

野生鳥獣が人の生活圏に入らないようにする「防除」の目指す先は

「獣にとって魅力的でない場所」を作ることです。

 

「獣にとって魅力的でない環境ってなにさ…?」

それはずばりおいしいごはんがない場所です!獣にとって最もおいしいごはんは栄養豊富な食べ物。

人間が食べているものは基本的に栄養が豊富。ということは…

獣にとって食べ物を育てている農場はおいしい料理を作る食堂と一緒なのです。しかもタダ飯ができちゃう。

そりゃ獣も集まるはずですね。

ついでにいうと生ごみも同じです。人間が食べなくてもおいしいごはんなんです。

 

だからといって人間も生活をやめるわけにはいきません。私たちも生きねばならない。

それなら獣を捕獲してしまえばいいじゃない? いやいや近寄らせないようにするのが大切なのです

 

おいしいごはんが食べやすい場所で捕獲しても、新しい獣がかぎつけてやってきます。

御飯があっても食べにくい、またごはんそのものがない空間なら獣も寄ってきません。

防除をするというのは、人間でたとえてみるとお店の入り口をネットでふさいでいるようなもの。

入りにくいったらありゃしないですね。そんなお店にはいきたくありません。

獣にとっても同じなのです。そしてここが、防除の最も重要な点なのです。

 

と、水谷先生はおっしゃっていました。わたくしの知識ではございません(笑)

 

しかしながら長野県でも野生鳥獣被害についての対応は

野生鳥獣がこないような防除が行われていることを前提置いています。

 

獣の被害にお困りの方、一度被害のあった場所をもう一度見直してみませんか?

もしかしたら、防除することで被害が少なくなるかもしれませんよ。

 

 

 

 

 

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