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【世紀の大事業と凄まじい自然とを目の当たりに!】「黒部ルート見学会」に参加しました。

県税事務所のMです。夏休みの一日、「黒部ルート見学会」に参加しました。

「黒部ルート」とは、関西電力が黒部奥山において電気事業運営のための重機材などを運搬する輸送設備で、欅平~黒部第4発電所~黒部ダム間(約18km)のことをいいます。(パンフレットからの引用です)

関西電力では、年間30回ほど公募の見学会を実施していますが、人気があるため毎回抽選。この日は4.9倍の倍率だったとのことです。

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抽選に当たった30名がトロリーバス黒部ダム駅長室前に集合、観光客の間を抜けてトンネルへと進みます。

荷物チェックを受けて注意事項を聞き、ヘルメットを受け取ると準備完了。黒部トンネル内専用バスへと移動です。

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昭和34年に完成したこのトンネルは、黒四発電所建設のための資材を、大町~扇沢~黒部ダム~地下の発電所建設現場へと運ぶためのもので10.4kmの長さがあります。

トンネル途中で横坑見学のために停車します。壁の温度計は6℃。この日は富山で30℃を越える暑さでしたが、トンネル内は別天地です。

 

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40分ほどの乗車で、黒部川第4発電所上部の作廊谷に到着。ここでインクラインに乗り換えます。

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インクラインは、34度という傾斜を荷物と人を乗せて安全に運搬するための装置。ケーブルカーのように、2つの装置が上部と下部を行ったり来たりしています。私たちが載せてもらった「箱」は、大きな資材運搬の際には取り外し可能とのことです。

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815mの斜面を20分ほどかけてゆっくり下ると、赤沢岳地下に掘られた黒部第4発電所に到着です。

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4基の発電機が並ぶ地下の大空間は、高さ33m、長さ117m。霞が関ビルを横倒ししたほどの空間ということでした。

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発電機下の水車を見学することもでき、黒部ダムから地下水路を通ってきた水の、凄まじい量と勢いとを感じることができます。

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4つの発電機、今は富山市から遠隔操作されており、普段、この巨大な地下発電所は無人とのことです。

さて、黒四発電所というと、15年前NHK紅白歌合戦がここから生中継されたことを、私たちの世代なら思い出すのではないでしょうか?

インクライン乗車中には、こんな映像が流れます(^_^)

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そして黒四発電所の応接室にはこんなコーナーも。

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